Onedollar Wanderer

知ったかぶり

しったかぶり
知ったかぶりは、日本の物語です。日本でもあまり知名度は高くありません。

昔々、海辺の村におじいさんが住んでいました。おじいさんは、物知りを自慢していました。

ある日、ヤカンが浜に流れてきたので、村人達は、初めて目にするもので、おじいさんに聞いてみました。

「これは、何に使うもんじゃろ。」村人がたずねました。

「わからないのか。これはな、戦の時使うかぶとじゃな。」

別の村人が、今度はヤカンの取っ手を持って、たずねました。

「それじゃ、これは何に使うもんじゃろ。」

「どれどれ。これはあご止めじゃな。」

また別の村人が、今度はヤカンの蛇口を持って、たずねました。

「それじゃ、これは何に使うもんじゃろ。」

「どれどれ。これは補聴器じゃな。お侍さんが、このかぶとを被ると、何も聞こえなくなる。そこで、長い耳が必要なんじゃな。」とおじいさんは答えました。

「それじゃ、どうして一つしかないんじゃろ。」

「愚か者めが。二つあったら、お侍さんは枕で眠れないじゃろ。一つあれば十分聞こえる。」

村人たちは、おじいさんの物知りに感心しました。

おしまい。

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知ったかぶり(しったかぶり)-日本