Onedollar Wanderer

牛の嫁入り

ウシのよめいり
牛の嫁入りは、日本の物語です。日本でもあまり知名度は高くありません。

昔々、ある街に美しい娘がおりました。

結婚する年頃で、娘は小さな神社で神さまに良縁をお祈りしました。

「神さま、素敵な人と出会えますように。」

一方、金太という若者が神社で昼寝をしていると、かわいい娘がお祈りしているのを耳にして目が覚めました。

金太は、神さまのお言葉を信じれば、自分と結婚するだろう、という考えが浮かびました。

「これ、娘。」金太は、ささやき声で言いました。

「はい。どちら様でしょうか。」

「私は神さまだ。そなたはどこに住んでおる。名は何と申す。」と金太が偽の神さまにばけて言いました。 「私は、街に住む商人の三女です。名はお里と申します。」

「誰と結婚したいのだ。」

「それこそ私の知りたいことです。」

「よかろう。それでは隣村の金太という者と一緒になるのがよかろう。」

娘は、驚いて家に帰りこのことを両親に話しましたが、残念ながら、両親は金太もその親も気にいりませんでした。

でも娘は神のいうことに従うことにしました。

婚礼で家を離れるその日、娘はかごに乗って運ばれて道を行くと、たまたま、馬に乗った領主がかごを担ぐ二人の男を目にしました。

気にかかり、かごの戸を開けるよう命じました。花嫁衣裳を身にまとった美しい娘を見てたいそう驚き、すっかり気に入ってしまいました。

娘も人目で領主を好きになり、領主は、そこにいた子牛を娘の代わりにかごに乗せると、偽神の住む家に送らせました。

金太の家にかごがつき、さっそく家の中でかごが開けられると、子牛は飛び出し、部屋中を走り回りました。

金太は自分の不用意な言葉で罰を受けたのです。

「神さま、お許しを!」金太は気が狂わんばかりでした。

それから娘は領主と幸せに暮らしました。

おしまい。

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牛の嫁入り(ウシのよめいり)-日本