「スマイと巨人」(Smail and the Giant)-クルド
昔々、クルドの山々のふもとに、スマイという勇敢な少年が住んでいました。
スマイは貧しい家に生まれましたが、心優しく、周りの人々から愛されていました。
ある日、村に巨人が現れ、人々を脅かし始めました。
巨人は山から降りてきては、村を壊し、畑を荒らし、家畜を奪っていったのです。
村人たちは恐れ、どうすることもできませんでした。
スマイは村の人々の悲しみを見て、「僕があの巨人を退治して、村を守るんだ!」と心に決めました。
誰もが彼を止めようとしましたが、スマイの決意は固かったので、彼は一人で巨人に立ち向かうことにしました。
スマイは山へ向かう途中、途中で小さな川を見つけました。
そこには、古いカエルが一匹住んでいました。
カエルはスマイに言いました。
「お前が巨人に立ち向かうのか?それなら、これを持って行きなさい。
」カエルは小さな袋を渡しました。
「これを使えば、お前は巨人を倒す力を手に入れるだろう。
」
スマイは袋を大切に受け取り、さらに進みました。
そして、山の頂上に辿り着きました。
そこには巨人がいました。
巨人はスマイを見ると、にやりと笑い、「小さな人間よ、ここでは俺が支配者だ!何ができる?」と言いました。
スマイは袋から小さな石を取り出し、巨人に向かって投げました。
その石は光り輝き、巨人の足元に落ちると、たちまち巨人の足を縛り、動けなくしてしまいました。
巨人は驚きましたが、スマイは冷静に言いました。
「これが、私の力だ。
」
その後、スマイは巨人に言いました。
「もう二度と村を脅かさないでください。
」巨人は謝り、スマイに言いました。
「お前が強いのは知っている。
これからは、村に危害を加えないと誓う。
」
スマイは巨人を解放し、無事に村へ帰りました。
村人たちはスマイを英雄として迎え入れ、感謝の気持ちを表しました。
スマイは謙虚に答えました。
「私一人では何もできません。
助けてくれたカエルのおかげです。
」
その後、スマイは村の守り神として人々に愛され、巨人も村から去り、二度と戻ることはありませんでした。
スマイの勇気と智慧は、今でも村の伝説として語り継がれています。
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