Onedollar Wanderer

「トッパーとサトルン」(Topper and Saturn) - ノルウェー

トッパーとサトルンは ノルウェーの物語です。

昔々、ノルウェーの小さな村に、トッパーという元気な男の子が住んでいました。

トッパーは冒険が大好きで、いつも新しいことを試してみたくてたまりませんでした。

ある夜、トッパーが星空を見上げていると、ひときわ大きく光る星がありました。

すると、その星がキラキラと輝きながら落ちてきたのです!

「なんだろう?」

トッパーが森へ駆けつけると、そこには不思議な銀色の馬がいました。

その馬のたてがみは星の光のように輝き、目はまるで夜空のように深い青色でした。

「こんにちは、トッパー。

私はサトルン。

遠い星からやってきたんだ。

「えっ?話せる馬なの?」

「そうだよ。

トッパー、君は冒険が好きだろう?だったら、一緒に旅をしよう!」

トッパーはわくわくして、サトルンの背に飛び乗りました。

すると、サトルンは空へと駆け出し、星の間を駆け抜けていきました。

トッパーとサトルンは、流れ星の川を渡り、月のウサギたちと遊び、銀色の雲の上を走りました。

どこへ行っても、サトルンは不思議な力で道を照らし、トッパーを守ってくれました。

しかし、旅の途中、暗い星の影が現れました。

それは闇の竜スヴァルトでした。

スヴァルトはトッパーを見つけると、うなり声をあげました。

「この世界の光を消してやる!」

スヴァルトは黒い炎を吹き、空を暗くしました。

トッパーは怖くなりましたが、サトルンが言いました。

「勇気を出して、トッパー!僕を信じて!」

トッパーはサトルンの背中を強く抱きしめました。

すると、サトルンのたてがみがまばゆい光を放ち、スヴァルトの黒い炎を打ち消しました。

スヴァルトは目をくらませ、空の彼方へ逃げていきました。

「やったね、サトルン!」

「トッパー、君が勇敢だったからだよ。

やがて、夜が明け始めました。

サトルンはトッパーを村へ送り届けると、優しく言いました。

「トッパー、君の心に星の光がある限り、どんな暗闇も怖くないよ。

そして、サトルンは星空へ帰っていきました。

その日から、トッパーはどんな困難にも負けない勇気を持つようになりました。

そして、夜になると、空を見上げ、輝く星の中にサトルンを探すのでした。

おしまい。