「南国の踊り」(Tropical Dance)-アフリカ
昔々、アフリカのとある南国に、ジャリという元気な男の子が住んでいました。
ジャリの村では、お祭りの日にみんなで踊るのが tradition でした。
しかし、ジャリは踊るのが苦手で、足をもつれさせては転んでばかり。
「ジャリ、お祭りで踊れないなんて、つまらないぞ!
」と友だちは笑いました。
でも、ジャリはどうしても上手に踊ることができませんでした。
ある日、ジャリは村の長老に相談しました。
すると、長老は静かに言いました。
「ジャリ、森の奥に住む踊りの精霊に会ってみるがよい。
その者は、誰にでも美しい踊りを教えてくれるという。
」
ジャリはすぐに森へ向かいました。
ジャングルを進むと、色鮮やかな鳥たちがリズムよく羽ばたき、猿たちが木の枝でくるくると踊っていました。
「みんな、こんなに上手に踊れるんだ…!
」と感心しながら、さらに奥へ進みました。
やがて、大きなバオバブの木の下に、一人の不思議な女性が立っていました。
彼女は金色の衣をまとい、軽やかに踊っています。
「あなたが踊りの精霊?
」とジャリがたずねると、女性はにっこり笑って言いました。
「そうよ、私はこの森のリズムを知っている。
ジャリ、お前も森の音を感じてごらん。
」
ジャリは耳をすませました。
風がそよぐ音、虫たちの羽音、木の葉がこすれる音…それらがまるで音楽のように聞こえてきました。
「踊りは、心の中のリズムに合わせるもの。
さあ、一緒に踊ってみましょう。
」
精霊はジャリの手を取り、ゆっくりとステップを踏みました。
ジャリもそれに合わせて足を動かしました。
すると、不思議なことに、体が自然に音にのり、まるで風のように軽やかに動き出したのです!
「わあ、踊れる!
」ジャリは驚きました。
「そう、踊りは楽しむもの。
恐れずに、音と一つになればいいのよ。
」
ジャリは夢中になって踊りました。
村へ戻る頃には、すっかり踊りのコツをつかんでいました。
そして、お祭りの日。
村の広場には太鼓の音が響き、人々が集まりました。
「ジャリ、大丈夫か?
」と友だちが心配そうに聞きました。
「うん、もう大丈夫!
」
太鼓のリズムに合わせて、ジャリは軽やかにステップを踏みました。
まるで風と大地が彼と一緒に踊っているかのようでした!
村のみんなは驚き、そして大歓声をあげました。
「ジャリ、すごいぞ!
」「なんて素晴らしい踊りなんだ!
」
ジャリは笑顔で踊り続けました。
彼はもう、自分が踊れない子だとは思いませんでした。
その日から、ジャリの村では彼の踊りが語り継がれるようになりました。
そして、ジャリはいつまでも踊りを楽しみ、村の人々と幸せに暮らしました。
おしまい。
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