「盤古の天地創造」(The Creation of the World by Pangu)-中国
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昔々、まだ何もなかった頃、宇宙はただの混沌とした状態でした。
何も見えず、何も聞こえず、ただ暗く、静かな空間が広がっていました。
この混沌の中に、ひとりの巨人、盤古(パング)が眠っていました。
盤古は、自分がどこから来たのか、何のために存在するのかもわかりませんでしたが、彼は長い間その空間の中で静かに眠り続けていました。
ある日、盤古は目を覚ましました。
目を開けると、周りにはただただ闇が広がっているだけでした。
盤古はふと思いました。
「この世界をどうにかしないと、何も始まらない。
」そう考えた盤古は、深く息を吸い込み、力いっぱい叫びました。
そして、その瞬間、盤古は力強く一歩を踏み出し、天地を開くための力を使うことを決意しました。
盤古は、両手を広げて混沌の中を切り開き、まるで大きな斧のように天と地を引き離し始めました。
彼が力を込めるたびに、天地が少しずつ広がり、少しずつ形を成していきました。
盤古は何千年もその仕事を続けました。
天は次第に高くなり、地はだんだん厚くなり、盤古は休むことなく天地を作り続けました。
その間に、盤古の体は次第に変わり始めました。
何千年もの間、力を使い続けた結果、盤古の体が少しずつ変化し、彼の手足は強く長くなり、体は巨大になりました。
ついには、盤古の力が尽き、彼の命が尽きる瞬間が訪れました。
しかし、盤古が最後の力を振り絞ると、彼の体はその後も世界を支える力となり、さまざまなものに変わりました。
盤古が息を引き取ると、彼の身体はそれぞれ異なるものに変わりました。
彼の呼吸は風となり、空を駆け巡り、彼の眼は太陽と月となり、昼と夜を照らしました。
彼の血液は大河となり、大地を潤しました。
彼の骨は山脈となり、大地を支えました。
彼の肌は大地を覆う大地となり、草や木が生い茂りました。
盤古の頭髪は星々となり、夜空を美しく飾りました。
盤古が作り出した世界は、彼の命の力で完成し、太陽が昇り、月が照らし、四季が巡り、大地には生命が息づくようになりました。
盤古はその身を惜しまず、全てを作り上げたのでした。
そして、盤古が作ったこの新しい世界は、今もなお私たちが住んでいる世界となっているのです。
その後、天地が安定すると、盤古の名前は永遠に語り継がれることとなり、人々は彼の偉大な業績を讃え、盤古を心の中で敬い続けました。
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