Onedollar Wanderer

「黄金の鳥」(golden bird)- ドイツ

他言語版

黄金の鳥は ドイツの物語です。

昔々、ドイツの小さな村に、王様とその三人の息子たちが住んでいました。

王様は、広大な王国と美しい庭園を持っていましたが、一つだけ悩みがありました。

それは、彼の庭に住む黄金の鳥のことでした。

この鳥は毎晩、庭の木に止まり、黄金の羽を輝かせていました。

その美しさは誰もが目を奪われ、王国中の人々がその鳥のことを話していました。

しかし、王様はその鳥を捕まえようと決心しました。

なぜなら、その鳥を手に入れれば、さらに王国が繁栄するに違いないと思ったからです。

王様は三人の息子たちに命じました。

「誰かがこの黄金の鳥を捕まえれば、その者が次の王位を継ぐことを許す。

」息子たちは、この大きな挑戦を受け入れ、早速旅に出ることにしました。

長男は自信満々で、最初に出発しました。

彼は馬を使い、王の命令に従って一生懸命探しましたが、黄金の鳥を見つけることができませんでした。

何日も何日も歩き続けましたが、ついに疲れ果て、諦めて帰ることにしました。

次男もまた、長男と同じように鳥を探し続けましたが、鳥の姿はどこにも見当たりません。

彼もまた、失望して帰国することになりました。

そして、三男、末っ子の息子が残されました。

彼は他の兄たちとは異なり、旅に出る前に、賢い老人から一つのアドバイスを受けました。

「この黄金の鳥は、見るだけでは捕まえられない。

あなたが真心を持って向き合わなければ、決して見つけることはできません。

三男はその言葉を胸に刻み、旅を始めました。

彼は深い森を越え、険しい山を越えて進みました。

ある晩、彼はついに、木の枝に止まる美しい黄金の鳥を見つけました。

しかし、その鳥は一瞬で飛び立ち、三男はその後を追いました。

鳥はどんどん空高く飛び、三男は必死に追いかけました。

途中、三男は迷子になり、ひとりぼっちで森をさまよいました。

そんなとき、彼は助けを求めて呼びかけました。

すると、森の中から一匹の小さな狐が現れました。

狐は「あなたが私を助けてくれたら、黄金の鳥を捕まえる手助けをしてあげよう」と言いました。

三男は迷わず「助けてくれ!

」と答え、狐に従いました。

狐は三男を連れていき、彼が黄金の鳥に近づくための秘密の方法を教えてくれました。

三男がその方法を実行すると、なんと鳥は彼の手に止まりました。

三男は狐に感謝し、鳥を王様の元に持ち帰りました。

王様は三男を迎え入れ、黄金の鳥を手に入れたことを大いに喜びました。

王様は約束通り、三男を次の王として迎え、王国の繁栄を願って一緒に幸せに暮らしました。

そして、三男は賢い狐の助けを忘れず、心から感謝し続けました。

その後、彼は王国を平和で繁栄させ、黄金の鳥の伝説は長く語り継がれました。

おしまい。