「ホンブとノルブ」(Heungbu and Nolbu)-韓国
他言語版
昔々、韓国にホンブというやさしい弟と、ノルブという欲張りな兄がいました。
二人は貧しい家に住んでいましたが、ホンブはいつも笑顔で、困っている人を見かければ助けていました。
一方、ノルブはお金をもうけることばかり考えていました。
ある日、ホンブは庭で木の下に座っていると、小さな鳥が羽をけがして飛べなくなっているのを見つけました。
ホンブはその鳥を家に連れて帰り、やさしく手当てをしてあげました。
鳥はすぐに元気を取り戻し、飛び立つ準備ができました。
ホンブは「気をつけてね」と言って、鳥を空に送り出しました。
数日後、ホンブの家に不思議なことが起こりました。
けがをしていた鳥が戻ってきて、ホンブに金の卵を一つくれました。
ホンブはその金の卵を村のいちばで売り、家計を助けることができました。
ホンブはその金の卵を大事にし、また他の人にも助けを求められると手を差し伸べました。
一方、ノルブはホンブが鳥から金の卵をもらった話を聞き、すぐに自分も鳥を助けてみようと考えました。
ノルブはあちこちの森を探し回り、やっとけがをしている鳥を見つけました。
しかし、ノルブはホンブのようにやさしくなく、鳥を家に連れて帰ると、無理やり金の卵をもらおうとしました。
鳥が元気になると、ノルブは鳥に「金の卵をくれ!」と叫びました。
すると、鳥は言いました。
「あなたには何も与えません。
あなたの心が欲深いからです。
」そして、鳥は飛び立ち、どこかへ消えてしまいました。
ノルブはがっかりしていましたが、やがて自分が間違っていたことに気づきました。
ホンブのようにやさしく、思いやりのある心が大切だということを。
彼はホンブに謝りに行き、二人は仲良く暮らしました。
それからというもの、ホンブの家にはたくさんの金の卵がやって来ました。
そして、村の人々はホンブの優しさを見習い、皆が助け合うようになったのです。
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