「マーシャと熊」(Masha and the Bear)-ロシア
他言語版
昔々、ロシアの森の中に、マーシャという元気でおてんばな女の子が住んでいました。
彼女はとても好奇心旺盛で、いつも森の中を駆け回り、冒険をしていました。
しかし、マーシャは家から離れることが多かったので、心配したおばあさんがいつも「森の中で迷子にならないように気をつけなさい」と言っていました。
ある日、マーシャはおばあさんの言うことを忘れて、森の中をさらに遠くまで歩いて行きました。
その途中、彼女は大きな小屋を見つけました。
小屋の中には、大きなクマが住んでいたのです。
クマはとても優しく、家事をこなすのが得意でしたが、ひとりぼっちで寂しそうに暮らしていました。
「こんにちは!」マーシャが元気よく小屋に入ると、クマはびっくりして立ち上がりました。
「わあ、君は誰だ?」とクマが尋ねると、マーシャはにっこりと笑って答えました。
「私はマーシャ!お家を探しているの。
」クマは優しくマーシャに話しかけました。
「お家に帰るのは難しいかもしれないけど、ここに泊まってもいいよ。
」マーシャは嬉しくなり、しばらくクマと一緒に過ごすことにしました。
でも、次の日からマーシャは、クマの家でいたずらを始めました。
食べ物をこっそり取ってきたり、クマの寝床で遊んだり、どんどんおてんばになっていきました。
クマは最初は優しく注意しましたが、マーシャは全然気にしませんでした。
ある日、クマは森へ出かけることになりました。
「マーシャ、今日はおとなしくしていてね。
帰ったらおやつをあげるから。
」クマが言うと、マーシャは元気よくうなずきました。
でも、クマが出かけると、マーシャはすぐにまたいたずらを始めました。
クマの家の中をぐちゃぐちゃにし、クマが帰るころには家はとても散らかっていました。
帰ってきたクマは驚きましたが、怒らずにマーシャにこう言いました。
「マーシャ、あなたはとても元気だね。
でも、これからはもう少しおとなしくしていようね。
」マーシャは少し反省し、次からはおとなしくしていることを約束しました。
それからもクマとマーシャは仲良く暮らしましたが、時々マーシャのいたずらにクマが困っているのを見て、マーシャは少しだけ気をつけるようになったのでした。
そして、マーシャとクマはずっと仲良く暮らし続け、森の中で楽しい日々を送ったと言われています。
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