「七匹のジャッカル」(The Seven Jackals)-インド
他言語版
昔々、インドの広い森の中に、七匹のジャッカルが住んでいました。
彼らは仲良く暮らしていて、毎日一緒に森を散歩したり、獲物を追いかけたりしていました。
七匹のジャッカルはそれぞれが異なる性格を持っていて、みんな個性がありましたが、困ったときにはお互いに助け合いました。
ある日、七匹のジャッカルたちは森の奥深くへ出かけることにしました。
途中、道を外れて、見たこともない大きな洞窟を見つけました。
その洞窟の中からは、何か奇妙な音が聞こえてきます。
「一体何があるのだろう?」と一羽のジャッカルが言いました。
みんなで興味津々で洞窟に近づきました。
中に入ってみると、そこには巨大な魔法の蛇が眠っていました。
蛇の身体は金色に輝き、目がまるで太陽のように光っていました。
蛇はとても強力で、誰も近づくことができなかったのです。
しかし、七匹のジャッカルは恐れずにその蛇に向かって話しかけました。
「私たちはただのジャッカルですが、この森を守りたいと思っています。
あなたは一体何をしているのですか?」
蛇は目をゆっくりと開けて、ジャッカルたちに言いました。
「私はこの森の守り神であり、ただ眠っていただけだ。
だが、あなたたちが勇気を持って話しかけてきたので、私が与えられる力を少しだけ分けてあげよう。
」
蛇はゆっくりと体を動かし、その光を七匹のジャッカルに送ったのです。
その光を受けたジャッカルたちは、不思議な力を得て、すぐに周りの景色や状況を読み取ることができるようになりました。
彼らの目には森の中のすべてが見え、どんな危険や隠された道もすぐにわかるようになったのです。
その力を得たジャッカルたちは、森に帰り、他の動物たちを守り始めました。
森の中で困っている動物を助けたり、食料を見つけて配ったりしました。
彼らはみんなの信頼を得て、森の中でも尊敬される存在となりました。
ある日、森に大きな危機が訪れました。
人間たちが森を切り開き、動物たちを追い出そうとしていたのです。
しかし、七匹のジャッカルはその力を使って、人間たちがどこにいるかを正確に知り、どうすれば森を守れるかを考えました。
彼らは知恵を絞り、人間たちにその森がどれだけ大切な場所であるかを伝える方法を考え出しました。
そして、ジャッカルたちが自分たちの力を使って、どんな危険からも守り抜く姿を見せると、人間たちも次第にその森の価値を理解し、木を切るのをやめることにしました。
こうして七匹のジャッカルたちは、魔法の蛇から与えられた力を使って、森とその動物たちを守り、長い間幸せに暮らしました。
彼らの勇気と知恵は、森の伝説として語り継がれました。
そして、今でもその森では、ジャッカルたちが守っているという言い伝えがあります。
おしまい。
シェア