「三つのオレンジ」(The Three Oranges) - イタリア
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昔々、イタリアのある王国に、優しい王子が住んでいました。
しかし、ある日、王子は不思議な病にかかり、元気を失ってしまいました。
どんな医者も治すことができません。
ある日、お城の庭師が言いました。
「王子さまが元気になる方法を知っています。
それは三つの魔法のオレンジを手に入れることです。
」
王様は驚きました。
「そんなものが本当にあるのか?」
「はい。
それは遠い魔法の城に隠されています。
」
王子はすぐに旅立つことを決めました。
王子は険しい山を越え、暗い森を抜け、ついに魔法の城へたどり着きました。
しかし、そこには恐ろしい魔女が住んでいました。
「簡単にオレンジを渡すと思うかい?」
魔女は王子に襲いかかろうとしましたが、王子は素早く剣を抜き、魔女の杖を折りました!
すると、魔女は消え、城の奥に黄金の木が現れました。
その木には、大きな三つのオレンジが実っていました。
王子はオレンジを摘み、大切に持って帰ることにしました。
帰り道、王子は喉が渇いてきました。
そこで、一つ目のオレンジを割ってみると。
なんと!美しい娘が現れました。
「水をください。」
しかし、水がなく、娘は消えてしまいました。
王子は悲しくなりましたが、次のオレンジを割りました。
すると、また別の美しい娘が現れました。
「水をください。」
しかし、またしても水がなく、娘は消えてしまいました。
王子は急いで泉を探しました。
そして、三つ目のオレンジを割る前に、たっぷりの水を用意しました。
三つ目のオレンジを割ると、今度は世界で一番美しい娘が現れました!
王子は急いで水を飲ませ、娘は元気になりました。
「あなたは誰?」王子はたずねました。
「私は魔法にかけられていたプリンセスです。
あなたが助けてくれたおかげで、元の姿に戻れました。
」
王子はプリンセスを王国へ連れて帰り、盛大な結婚式を開きました。
王様も大喜びし、王子の病もすっかり治りました。
こうして、王子とプリンセスは幸せに暮らしました。
そして、王国ではオレンジが幸運の象徴として、大切にされるようになったのです。
おしまい。
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