「嘘つきペドロ」(Pedro el mentiroso)-スペイン
他言語版
昔々、スペインの小さな村にペドロという男の子がいました。
ペドロはとても元気な子でしたが、ひとつだけ困ったことがありました。
それは、ペドロがよく嘘をつくことでした。
最初は小さな嘘から始まりました。
「今日は学校を休んだんだ」と言ってみたり、「昨日、すごい大きな魚を釣ったよ」と言ったりしました。
でも、誰もその話が本当だとは思っていませんでした。
ペドロが嘘をつくたびに、村の人々は彼をあまり信用しなくなりました。
ある日、村の広場でペドロがまた嘘をついているのを見かけたおじいさんが言いました。
「ペドロ、君はもう嘘をついてばかりいるから、誰も君の話を信じないよ。
」ペドロは少し恥ずかしそうにしましたが、すぐにこう答えました。
「でも、おじいさん、今日は本当に大きなウサギを見つけたんだ!
」「本当に?」おじいさんは疑わしそうに聞きました。
「うん、信じてくれ!
」ペドロは元気よく言いました。
でもおじいさんは、ペドロが嘘をついていることを知っていました。
ペドロの言うことは、もう誰も信じていなかったからです。
次の日、村に大きな祭りが開かれることになりました。
みんなが楽しみにしている中、ペドロはまたみんなに嘘をつきました。
「聞いて!
今日は祭りの途中で、空にお金が降ってくるんだよ!
」村の人々はみんなペドロの言葉を聞いて笑いました。
「またペドロが嘘をついてるな」と思ったからです。
でも、ペドロは本気で言っているようでした。
「本当に降ってくるんだ!
だから、みんな、目を離さないで!
」ペドロはそう言って、嬉しそうに広場を歩き回りました。
祭りが始まり、村の人々は楽しそうに踊ったり歌ったりしていましたが、ペドロが言っていた空からお金が降ることはありませんでした。
ペドロがまた嘘をついたことに、村の人々はもう呆れ果てていました。
そして、ペドロの周りに集まった人たちに言いました。
「ペドロ、もう君の話は信じないよ。
」その時、ペドロは初めて本当に反省しました。
自分の言葉がどれだけ村の人々を失望させていたか、よく分かったのです。
その後、ペドロは嘘をつかないように気をつけるようになりました。
そして、少しずつ村の人々はペドロを信じるようになり、彼に頼みごとをするようになりました。
ペドロは、嘘をつかないことで、人々から信頼されることの大切さを学びました。
そして、いつの日か、ペドロは本当に大きなウサギを見つけて村の広場に持ってきました。
「見て!
本当にウサギを捕まえたよ!
」村の人々は驚きました。
「本当に!
ペドロが嘘をつかないなんて!
」と、みんなで喜びました。
それからというもの、ペドロは嘘をつくことなく、誠実な少年として村の人々に愛されました。
おしまい。
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