Onedollar Wanderer

「黄金の鳥」(El pájaro de oro)-スペイン

他言語版

黄金の鳥はスペインの物語です。

昔々、ある王国に、黄金の鳥が住んでいるという伝説がありました。

その鳥は、美しい羽を持ち、昼間は太陽のように輝き、夜は月のように静かに光り輝いていました。

しかし、王国の人々はその鳥を見たことがありませんでした。

ある日、王様がその鳥を捕まえるために、最も勇敢な若者たちに命じました。

「黄金の鳥を捕まえて、私に見せるのだ」と。

若者たちの中で、最も心優しく、そして勇敢な青年が名乗りを上げました。

彼の名前は、アントニオ。

アントニオは、他の若者たちよりも少しだけ遅れて出発しましたが、心の中で決意を固めていました。

「この黄金の鳥を捕まえることができたら、きっと王様が私を誉めてくれるだろう」と。

アントニオは山を越え、川を渡り、長い旅を続けました。

途中、彼は多くの困難に直面しました。

ある晩、彼は森の中で迷子になり、食べ物も水もなくなってしまいました。

疲れ切ったアントニオは、木の下に座り込んで涙を流しました。

その時、ひとつの光が彼を照らしました。

その光の先に、金色の羽を持った小さな鳥が飛んでいました。

アントニオはその鳥を追いかけ、ついに捕まえました。

鳥はアントニオの手のひらの中で震えていましたが、彼の優しさに感謝して、口を開きました。

「私は黄金の鳥、でもただの金色の羽を持つ鳥ではありません。

私は、真の勇気と優しさを試すために王国を巡っているのです。

あなたの優しさが試されました。

」と、黄金の鳥は言いました。

アントニオは驚きましたが、鳥の言葉に心を打たれ、すぐに言いました。

「もし私があなたを捕まえてしまって、あなたを傷つけたらどうしようかと考えたこともありました。

でも、あなたが無事なら、それでいいと思います。

すると、黄金の鳥は優しく笑って言いました。

「あなたの優しさが私を守ったのです。

だから、あなたに力を与えましょう。

」そして、鳥はアントニオの手から飛び立ち、空に向かって羽ばたきました。

その瞬間、空が輝き、無数の金色の光が降り注ぎました。

翌日、アントニオは村に戻り、王様の前に立ちました。

王様は鳥を捕まえたことを喜びましたが、アントニオは鳥の言葉とその力を話しました。

王様はそれを聞いて、真の勇気と優しさが何より大切であることを学びました。

それから、アントニオは村の英雄となり、王国でも尊敬される人物になりました。

そして、黄金の鳥は再び空高く飛び去り、王国の人々に幸せをもたらし続けました。

おしまい。